参加者インタビュー

【参加者インタビュー】キャンプは良いリーダーになれるチャンス

(マクラウド楓さん 高校3年生)

オーケストラを初体験

聞き手:マクラウド君は、故郷のカナダでブラスバンドやジャズバンドに親しんできたんですね。オーケストラに触れるのは、このサマーキャンプが初めてだとか。

マクラウド:そうなんです。ずっとトランペットを吹いて、ジャズバンドやブラスバンドに親しんできました。

そういったバンドに比べると、オーケストラは全然違う。例えばカナダでのジャズバンドでは、演奏者はみんな楽しんでいて、多少の失敗は許してくれるんです。だけどオーケストラは、もっとプロフェッショナルなイメージが強いです。椅子に座れば一瞬でやる気が出てきて、しかもみんな上手。

聞き手:このキャンプで初めてオーケストラに触れる、ということに抵抗はありませんでしたか?

マクラウド:初日とても緊張しました。ベートーヴェンなんて、吹いたこともなかったし。でも、少しずつなれてきて、メンバーと友達ができて、今(3日目)は楽しいです。

キャンプは良いリーダーになれるチャンス

聞き手:サマーキャンプに参加しようと思った理由は何でしたか?

マクラウド:母親が、このサマーキャンプのことを教えてくれました。僕はカナダのバンドでもリーダーシップを取ることが多くて、ぴったりだと思ったんです。

カナダでは、15時に家に帰るようなキャンプが多いんです。日をまたぐようなキャンプは少ないんですが、それとオーケストラが合わさるなんて、ユニークだとも思いました。

ただ、最初は「ちゃんと日本語話せるかな」という不安も。だけど、コミュニケーションを通じて音楽ができ、そしてそこで得たスキルは将来にも活かせると思うし、カナダに戻ったときに良いリーダーになれるチャンスになれると思ったんです。

聞き手:ではマクラウド君にとって、良いリーダーとは何ですか。

マクラウド:僕は普段、周囲から「マクラウドはカリスマ性があるね」と言われることも多くて。でも、そのカリスマ性を「良いリーダー」につなげるためには、コミュニケーションが必要だと思っています。どんなコミュニケーションかというと、音楽のレベルを高めるための批判やフィードバック。先生が怒るからとか、言いたいことが言えない、とか、そういうことをなくしたい。「僕に批判があれば言っていいよ」と、コミュニケーションの扉を開いていたいんです。そうすればみんなが学び合えるから。

そのためにはメンバーのことを理解して、「この人はこれができる、この人はこれができない」と見極めて、その人に合ったフィードバックをする。それができるのが、良いリーダーだと思います。

聞き手:このサマーキャンプに参加したことで、そんな「良いリーダー」になれそうでしょうか?

マクラウド:実は、1日目のディスカッションやセッションのとき、このキャンプのコンセプトを理解しきれていなかったんです。だけど、メンターと話す中で、僕が理想とするリーダー像がAmasiaの目指すものと同じなのだと気付き、「僕はそのリーダーになれる」と確信しました。

このサマーキャンプでは、これから何かに迷ったときはこうすれば良い、というヒントがあるし、今後への自信もつきました。

このキャンプに参加していなければ、たくさん存在するリーダーを良いのかどうか、という見極めができていなかったと思います。だから、言われるがままに間違ったリーダーについて行っていたかもしれない。でも、今はそれに対して良い批判を与えられると思うんです。

リーダーシップに語学は関係ない

聞き手:サマーキャンプで印象に残っていることはありますか。

マクラウド:たくさんの友達ができました。

このサマーキャンプで英語を話すメンバーは、僕1人だけ。しかも日本語を話さないといけないから、僕にとって難しいチャレンジでした。

キャンプに参加する前、他のメンバーは全く英語が分からないんじゃないか、と思っていましたが、全くそんなことはなくて、まさに「International Camp」。同じグループのメンバーは本当に優しくて、分からない日本語があれば翻訳してくれたりして、助けてくれました。

リーダーシップに語学なんて関係なくて、大切なのは人間性なのだと学ぶことができました。

聞き手: サマーキャンプが終了したら、何か達成したい目標はありますか?

マクラウド:カナダに戻ると、僕は大学1年生になります。これから音楽を続ける中で、良いリーダーになれるのかが課題です。

一般的にカナダでは、大学3・4年生がリーダーになることが多いのですが、その先輩方からどうやって新しくリーダーシップについて学んでいけるのか。その人たちと良いフィードバックループを作ることができれば、僕はもっと良いリーダーになれると思うんです。

でも、リーダーなどの役職は年齢で決められることが多いんですが、その風潮があまり好きではなくて。21歳になったからリーダーになれる、ではなくて、18歳なのに良いリーダーになれた、というのが理想。だから僕がそのGood Example(良い例)になり、「年齢は関係ないんだよ」と周囲に示していきたいです。